営業職への転職を検討しているが、
「営業はコミュニケーションが大切だと思うけど、私でも働けるかな?」
「毎月のノルマが大変そうだな…」
「新卒で営業の仕事をやっていけるのだろうか…」
こんな悩みはありませんか?
今回は、営業未経験から稼働開始10ヶ月目で、日本一の販売実績を獲得した私が、営業職のメリットを解説します。
結論、営業職はメリットが非常に多くて、一度は経験すべき仕事です!
この記事では、
- 営業職の9つのメリット
- 向いてる人の5つの特徴
- 必要な5つのスキル
を解説します。ぜひ最後までお読みください!
営業職の仕事内容
営業職は顧客ニーズを満たすために、自社商品を提案して販売する仕事です。
顧客は常にニーズを抱えています。ニーズをより深く理解して、商品によって顧客の問題を解消することが求められます。
営業手法は、電話でのテレアポ、ご自宅に直接伺う訪問販売などです。販売する商品によって、営業手法も異なります。
顧客ニーズを解決することで、明るい未来を提示するのが営業職の本質です。
営業職の9つのメリット
- 忍耐力が身につく
- コミュニケーションスキルが向上する
- 成果によっては収入が上がりやすい
- 独立の道が見えてくる
- 実力で評価される
- 人脈が作りやすい
- 培ったスキルで転職が有利になる
- ポテンシャルで採用されることが多い
- 数字に強くなりやすい
忍耐力が身につく
営業の仕事は断られることが非常に多く、忍耐力を鍛えることができます。
何度も断られているうちに、断られることに慣れてくるからです。
訪問販売でインターホンを鳴らしても門前払いされる。テレアポで会社名を名乗っただけで怒鳴られる。営業に抵抗がある人も多いので、反射的に断られることもあります。
しかし、営業職を経験することで、社会で生き残る忍耐力が身につき、社会人として大きく成長できるでしょう。
コミュニケーションスキルが向上する
営業職として働く際に、コミュニケーションスキルは必須です。
顧客ニーズを会話の中から探り、必要な提案をしていく上で、コミュニケーションスキルは重要になります。
どんな話し方をすれば、興味を持って聞いてくれるか?
心の距離を近づけるために、どのような話題を提供すればいいのか?
戦略的に営業を行なっていく必要があります。
顧客と心の距離を近づけることで、ニーズを理解できます。仕事以外でも役立つことが多いスキルなので、普段からスムーズなコミュニケーションを意識しましょう。
成果によっては収入が上がりやすい
営業職は収入が上がりやすい傾向にあります。
固定給とインセンティブ(歩合)を採用している企業が多いので、自身の成績が収入に反映されます。
顧客との契約数が増えるほど、多くの顧客ニーズを満たせて、会社の売上が伸びることで、給料に反映されることが大きなメリットと言えるでしょう。
目に見える形で成果が欲しい人には、成果で収入が増える営業はおすすめです。
独立の道が見えてくる
営業出身で経営者になった人も多く存在します。
営業職の人脈を使って、自分の会社を作ることができるからです。
仕事を通じて、顧客から信用を積み重ねることで、個人として接する機会が増えます。そのご縁が重なり、営業職から独立して起業する道が見えてきます。
将来、経営者や独立を視野に入れている人は、営業職を経験してみてください。
実力で評価される
勤続年数は関係なく、成果を出せるかどうかで判断されます。
自分の努力がわかりやすく数字に現れる仕事だからです。
新人営業マンでも、契約数が一番多ければ、トップ営業マンになれます。私も新人の頃は、後輩に契約数で負けていることがありました。しかし、月間の契約数が日本一になった際には、会社から大きく評価されたことを覚えています。
自分の実力次第で、どこまでも上に行きたい向上心の強い人は営業職に向いています。
人脈が作りやすい
人脈が作りやすいことが大きなメリットです。
個人営業、法人営業を通して、さまざまな業種の方と接する機会が増えます。
他業種、他社の担当者に営業したり、多くの方と出会う仕事なので、人脈が形成されやすいです。
人脈が多いことで有利なことは多く、起業や独立を視野に入れている人は、営業職で人脈を作っていきましょう。
培ったスキルで転職が有利になる
商品販売で身についたスキルは、将来の転職にも役立ちます。
営業は会社の売上に直結する仕事なので、広い視野で会社を見る必要があります。数字にシビアな姿勢はどんな業種でも役立つからです。
ヒアリングスキル、提案スキルなどの営業に必要なスキルは、どんな社会人にも必要だと言えます。
今後、営業職以外の仕事へ転職を想定していても、営業職で培ってきた力があれば、活躍できる可能性が高いです。
ポテンシャルで採用されることが多い
営業ではポテンシャルがすごく重要視されます。
特に新卒の場合は、経験がない人が多いですが、ポテンシャルがある人を採用することで、将来的に大きく成長することを期待しているからです。
スキルは働きながら身につけることができますが、ポテンシャルは本人次第なので、新人はポテンシャルを見込んで採用することもあります。
新卒で営業職に就く人は、将来性を感じてもらえるように、自分のポテンシャルをしっかりアピールすることが大事でしょう。
数字に強くなりやすい
営業職は数字に強くなるメリットがあります。
具体的な数字を使って提案する機会が多いからです。
何人に提案して、成約率がどの程度なのかを計算したり、顧客に商品を紹介する際に、具体的な数字でエビデンスを提示する必要があります。
数字に強い人は仕事ができる傾向にあるので、営業の仕事を通して、数字に強いスキルを身につけましょう。
営業職の3つのデメリット
- 安月給の可能性がある
- 会社によってノルマがある
- 人間関係のストレスが大きい
安月給の可能性がある
インセンティブが設定されている場合、契約数が少ないと毎月の給料が安くなってしまいます。
歩合制で給料を払うために、基本給を低く設定しているケースがあるからです。
契約を取るほど稼げるということは、裏を返せば契約数が少ないほど、手取りが減ってしまうということです。しかし、営業職として働くほど、スキルが向上して、契約数が安定します。しっかり努力すれば稼ぎやすい職種だといえます。
スキルを伸ばしながら、高い給料を得られる営業職は、稼ぎたい人には向いているでしょう。
会社によってノルマがある
会社によっては、ノルマがあります。
ノルマを達成できない場合は、上司からのプレッシャーが大きいです。
しかし、結果が求められる営業職は、数字に自分の努力が反映されます。多少の運はありますが、努力している人はノルマを達成できる可能性が高く、自分の成長を目に見えて感じられます。
社会人として多くの経験を積めるので、キャリア形成に役立つと前向きに捉えて、営業職に挑戦することが大事です。
人間関係のストレスが大きい
顧客や同僚とコミュニケーションを取ることが多いので、人間関係のストレスは溜まりやすいです。
人と話すことが仕事なので、自然と会話する機会も増えるからです。
会話が得意でない人は、営業職に向いてないかもしれません。しかし、人と話す機会が増えることで、会話から学べることや自身の成長に繋がることも多々あります。人間関係のストレスを避けたいなら、仕事とプライベートを明確に線引きして、自分のメンタルを管理しましょう。
人間関係のトラブルはどんな業界でも存在しますので、上手くストレスに対応できるスキルも身に付けることが大事です。
営業職に向いてる人の5つの特徴
- 人と話すことが好き
- 自己管理スキルが高い
- 自分で仮説、検証を繰り返せる
- 臨機応変に対応できる
- 楽観的に考えられる
人と話すことが好き
人と話すことが好きな人は、営業に向いています。
顧客ニーズを理解するには、相手との関係性を深めて、本音を引き出す必要があるからです。
相手の話を聞くのが好きな人は、上手く話を聞くスキルを身につけましょう。信頼を勝ち取れて、結果的に顧客から信用されることで、契約を頂きやすくなります。
人と話すことが好きな人は、自分の好きを活かして、営業に挑戦してみましょう。
自己管理スキルが高い
商品によっては、契約に至るまでに多くの時間を要します。
顧客との関係性を維持しながら、商談の進捗を管理することが大事です。
契約に至るまでの関係構築、契約、サービスの利用開始、アフターフォローなど一連の流れを管理して、顧客に満足していただく必要があります。一定の成果を出し続ける高いパフォーマンスを発揮するために自己管理能力が必要です。
自分を律することが、仕事にも好影響をもたらすので、普段から自己管理スキルを磨いておきましょう。
自分で仮説、検証を繰り返せる
営業職は自分が売りたいものではなくて、顧客が求めているものを売ります。
安定して契約をいただくには、常に仮説を持って、仕事に取り組み、データを手に入れることが必須です。
「こういった提案をすれば良さが伝わりやすいかもしれない」「この言い回しで商品の良さを感じてもらえるかもしれない」などの仮説を持ち、実践を繰り返しながら、経験を積んでいくことが大事です。
人に教わるよりも、自分で試行錯誤をすることが好きな人は、営業職に向いているでしょう。
臨機応変に対応できる
実際の現場では、予想外のことが起きます。
顧客は疑問に思ったことを質問するので、柔軟に対応する必要があります。
現場では常に冷静で、事前にあらゆる質問を想定しておいて、臨機応変に顧客が納得する回答をできるように準備しましょう。経験によってカバーもできますので、場数を踏むことで対応スキルは向上します。
普段からさまざまな場面を想定して、先回りしながら仕事に取り組む癖を身に付けると良いでしょう。
楽観的に考えられる
私が営業で最も大切なことは、楽観的に考えることだと思っています。
断られることが当たり前の仕事なので、落ち込む人は向いてないからです。
私もたくさん断られていましたが、営業し続けると決めていました。「きっと大丈夫」と根拠のない自信を持っていれば、成果を出しやすいです。「上手くいく」と自分を信じて、仕事に臨みましょう。
これから営業の世界に挑戦する人は、断られても気にせず成果を出せるまで楽観的に考えて、やり続けるスタンスが大切です。
営業職に必要な5つのスキル
- ヒアリングスキル
- 分析スキル
- コミュニケーションスキル
- 継続スキル
- 課題発見スキル
ヒアリングスキル
ヒアリングは顧客ニーズを見抜くために必要です。
一方的に商品の良さを伝えても、顧客が自分に必要な商品だと思わない限り、契約いただくことはありません。
本当に求めているものは何なのかをさまざまな角度から質問して、顧客が求めている状態を理解することが大切です。ニーズ解消に必要な商品として提案すれば、契約を頂けます。
「話すこと」よりも「聞くこと」が大事だと認識しておきましょう。
分析スキル
実際の現場では、想定通りにいかないことが多いです。
現状を冷静に分析して、状況を見極め、適切な言葉を選び、商品の良さを伝えることで顧客に必要な提案ができます。
顧客の言動から何を求めていて、自分の提案に興味を持っているかどうかを細かく観察することで、次に選ぶ言葉も変わってきます。
状況は刻一刻と変わるので、冷静に情報を分析して、顧客が満足する提案を心がけるべきでしょう。
コミュニケーションスキル
会話しながら顧客ニーズを掴むためには、コミュニケーションスキルは特に重要です。
会話はキャッチボールなので、どちらかが一方的に話し続けても成立しません。
顧客が求めている言葉を伝えて、認識の相違がないことを確認する。商品の良さを感じた顧客が買いたい意思を示してくれて、契約は成立します。
一方的に情報を伝えるのではなく、お互いに意思の疎通を図れるように、会話のキャッチボールを意識しましょう。
継続スキル
契約までに時間がかかる商品もあります。
顧客と関係性を築きながら、契約に至るまでは地道に交渉を続けることが大切です。
継続スキルがあれば、少しのことでは挫けることなく、何度断られても次の手を考えて、新しい顧客に全力で取り組むことができます。継続スキルは他の仕事にも大きく活用できて、営業で鍛えやすいスキルです。
成功するまでやり続ける意識を持って、継続スキルを磨きましょう。
課題発見スキル
契約をいただくには、顧客の課題を見つけることが最初のステップです。
顧客に何も悩みがなければ、商品を提案する必要がなくなってしまいます。
顧客ニーズについて、ヒアリングを重ねながら、解決策として自社商品を提案して契約いただけます。正しいフローを意識して販売することが大切です。
顧客が何に困っているのかを正確に把握して、適切な商品を提案できるように、顧客の課題を的確に見抜くことが大事ですね。
営業職と事務職の年収比較
営業職は契約数に応じて、年収が上がりやすいです。
以下、営業職と事務職の年収について比較した表を掲載します。
DODAが調査した2023年職種別の平均年収ランキングで、営業職は456万円、事務職は343万円の結果が出ています。商品によってインセンティブに多少の差はありますが、高い年収が欲しい人は営業が向いているでしょう。
全体 | 男性 | 女性 | |
営業職 | 456万円 | 486万円 | 391万円 |
事務職 | 343万円 | 406万円 | 327万円 |
【2023年最新】営業の平均年収・給与はどのくらい?業界別ランキングを公開|日経転職版営業の平均年収はいくら? 日経転職版の会員データ(2020~2022年)から営業...
営業職の種類5選
- 新規営業
- 既存営業
- 法人営業
- 個人営業
- 訪問営業
新規営業
新規で顧客を獲得する営業です。
既にルートが確立されている営業とは違い、一から顧客を作ることは難易度が高いです。
テレアポで個人に対して、自社商品を販売する手法がイメージしやすいと思います。
断れられることが多く、メンタルが強くなるメリットがあるので、強い精神力を手に入れたい人におすすめです。
既存営業
既に開拓済みの顧客への営業です。
今も取引が続いている場合は、追加で自社商品を提案することが主な業務です。
普段からコミュニケーションを取っている場合は、顔馴染みなので、営業しやすいと思います。
会社間だと無下に扱われることは少ないので、営業の仕事に慣れたい人は挑戦してみましょう。
法人営業
法人に対して営業を行います。
個人営業とは意識する部分が異なりますが、個人営業よりも大きな金額が動きやすいです。
法人に営業を行うので、さらに高いヒアリングスキルや課題発見スキルが求められます。
責任も大きいですが、大きなプロジェクトを扱えるメリットはあります。
個人営業
個人に対して営業を行います。
車や保険などの個人消費の商品がメインです。
個人営業する際には、人対人の営業なので、感情的な言動をされることが多いです。しかし、より密な関係を築けるメリットもあります。
人脈を形成したい人は、個人営業にも挑戦してみましょう。
訪問営業
顧客の自宅などに直接訪問して営業を行います。
アポを取って訪問することもあれば、アポなしで直接伺うこともあります。
訪問販売は自宅に直接伺っても、案内を拒否されることがあるので、新人営業マンが苦労するポイントの一つです。しかし、訪問営業で実績を上げれば、スキルが大きく向上するのも事実です。
起業を視野に入れている人は、スキルを強化するために訪問販売も一つの手段になるでしょう。
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